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はちみつ製品化のプロセス
2021.04.16山桜の蜜搾りが終わりました。昨年に比べると倍以上の収穫があったのは、山桜の開花が例年よりも早かったものの順当な気候でミツバチにとって集蜜が容易であったことに起因していると思います。昨年は、その前年の台風の影響もあり、今年 …
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今年の山桜蜜
2021.04.09今年は桜の開花がかなり早かった割には、寒暖が入り混じった気候で、ミツバチの活動に一抹の不安もありましたが、概ね順調にミツバチたちは年間の最初のルーティーンをこなしつつあります。 さて、関東以西ではおおよそソメイヨシノのお …
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ミツバチと人間、枝分かれの起源
2021.04.07ミツバチと人間、その接点を知るべく起源をたどってみました。雄紀作のイラストは、人間とミツバチの先祖から進化の鍵になる生物たちです。両者の起源は、おおよそ5億年ほど前、海に漂うクラゲのような生物にあるようです。その後、人間 …
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更に増えつつあるミツバチ
2021.04.03写真は前月28日にご紹介したミツバチの増加時にできる無駄巣を集めたものです。巣箱一つの大きさは、人が両手で抱えられるほどで、その箱の中に長方形の巣枠を重ね、ミツバチはそこに蜜を貯め、また女王蜂が生んだ卵を育てるための部屋 …
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ミツバチの活動-巣の拡張
2021.03.28写真は、巣箱の中に働きバチが自ら作った巣枠です。養蜂家の間では、これを「むだ巣」と呼び、削除されます。当のミツバチにとってはせっかくの営巣が報われずに残念な結果となるのですが、なぜ彼らが2段に重ねられた狭い巣箱の隙間を巧 …
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ミツバチの活動、活発化しています
2021.03.24写真は、巣箱の中の様子ですが、縦に置かれた巣枠のみならず底にもびっしりと働きバチがいます。静かだった養蜂場もこれからの季節、晴れの日には彼らの羽音(バズ)で包まれることになります。 今年の桜、その開花は全国的に早まってい …
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みかんの花蜜、収穫のための準備が始まっています
2021.03.22みかんの木々が白い花を咲かせるのは、5月上旬ですが、そのための準備を今進めています。ミツバチの行動範囲は半径2キロメートルくらいです。君津の山里、Bee Conciergeの養蜂場から車で20分ほど、みかんが栽培されてい …
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開花の季節になりました
2021.03.09君津の山里に河津桜が咲き始めたのをご紹介してから2週間ほどの今、満開に咲いているのはアタミハヤザキという桜です。先週末は真冬戻りの気候でしたが、今週は三寒から四温の気候になりそうですね。いよいよ勤勉、勤労ミツバチの活躍す …
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河津桜が咲き始めました
2021.02.24二月とは思えないような初夏を感じさせる日があると思えば、北風が吹きすさぶ真冬の日もある今日この頃ですが、君津の山里では、既に例年の初搾り、山桜蜜のメーンとなる河津桜が咲き始めています。昨年、このコラムで河津桜満開をご案内 …
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花粉症の時期―杉の花粉と蜜源植物の花粉
2021.02.17花粉はミツバチにとって花蜜と同様、極めて重要な食糧です。花蜜は炭水化物として、ミツバチの活動エネルギーとなり、花粉はおもに成長期の幼虫の体を作る蛋白源として使われます。 この時期、君津の山里の多くの杉の木から花粉が飛ぶ時 …
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冬の蜜源植物
2021.02.14あと1か月もすると河津桜が君津の山里のそこかしこに咲き、「山桜」としての今年の最初のはちみつ搾りを行いますが、今の時期、菅原道真の名歌、「こちふかば匂い起こせよ梅の花、あるじなしとて春な忘れそ」の季節です。 寒い日が続き …
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養蜂家としてのメーテルリンク
2021.02.08「青い鳥」で世界に知られているメーテルリンク(1982~1981)は、1911年にノーベル文学賞を受賞しましたが、そこに導いた作品に「蜜蜂の生活」(1901年)という著書があります。 彼が生きた時代は、日本でいえば明治、 …