養蜂&はちみつコラム

はちみつ、その甘味の根源

自然のなかにあってはちみつや果物はなぜ甘いのか、甘さがどのような意味を持っているのかを考えてみました。

はちみつは花蜜をミツバチが集めて作られますが、それはミツバチが生きてゆくための食糧として使われます。その成分の果糖がミツバチによってブドウ糖に分解されそれを蓄えて、生まれたばかりの幼虫も巣の内外で働く成虫もそれを主食とします。

ミツバチはヒトや哺乳動物とは異なり炭水化物や脂肪は摂りません。彼らの体や巣を作るのに必要なタンパク質は花粉から摂ります。彼らは花粉で自分たちの体を作り、花蜜を食べて生きています。

では、どのようにして植物はミツバチやその他の昆虫、そして一部の鳥類をひきつける果糖を生み出すことを学んだのでしょうか。もしかすると最初に花蜜ありきで、それを餌とする昆虫が後から生まれたのかもしれませんが、そのことについて言及している文献や情報を見たことはありません。

果物の甘さの5-6倍のはちみつ、ミツバチと植物の関係が相互の進化の過程でいつごろ生まれたのか、その答えは天のみぞ知ることなのかもしれませんが、はちみつの自然の甘さと風味はこれからも変えずに私たちは守っていきたいと思っています。

 

斉藤克明

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