私たち養蜂家は、ミツバチの社会として一つの巣箱を一群と呼びますが、その構成は、女王蜂一匹、雌の働きバチがおおよそ8-9割、そして残りは雄バチによって構成されます。 ミツバチの社会では、必要に応じて女王蜂が生まれて育てられ …
写真の中央よりすこし右側のミツバチの足を黄色く覆っているのは花粉です。彼らは、花蜜の果糖を活動のエネルギー源とし、巣作りや幼虫の給餌などに欠かせない蛋白源を花粉に依存しています。 ミツバチが足に蓄えた花粉のおかげでその植 …
一匹の女王蜂と四~五千匹の働きバチによって構成される巣箱ですが、初夏には二段、三段に重ねられミツバチの総数も一万を超えると思われますが、私たちは一度も彼らの巣箱を掃除したことはありません。 彼らの巣では、常に新たな生命が …
朝夕の気温は20度を下回り、紅葉の時期が間近となりました。写真は、晴れた日の働きバチの様子ですが、彼らの足を白っぽいものが覆っているのがわかります。これは花粉ですが、その目的は巣作りの材料として、また幼虫の蛋白源です。 …
<6日のコラムに続きます>前回のコラムで今年の春(3月下旬ころと思います)にオオスズメバチの女王が養蜂場にやってきたと述べましたが、おそらくは、冬眠を終えた新女王が活動に入り、自己のテリトリーを巡視したのでしょう。 さて …
9月の上旬から始まったスズメバチ対策ですが、養蜂場全体にネットを張って1か月余りが過ぎました。この間、私たちは朝と夕、養蜂場でのスズメバチ駆除がメインな仕事です。雄紀によるとスズメバチの巣はおおよそ2000匹ほどで構成さ …
先日養蜂場でスズメバチ捕りをしていると突然草むらからカエルがが飛び出し、それを追ってヘビが飛び掛かりました。 …
写真はオニヤンマとショウリョウバッタです。彼らの共通点は、日本のトンボとバッタでは一 番大きな種類ということです。ショウリョウバッタがミツバチを攻撃することはもちろんありませんが、オニヤンマはその大きな顎と …
写真は養蜂場のハギの花の蜜を集めるクマバチです。雄紀、隆一によると蜜源植物として期待して植えたハギですが、その蜜を盛んに集蜜するのはクマバチたちでした。彼らはミツバチの4倍くらいの体躯があり、羽音も重厚なのですが、動作は …
写真は養蜂場のスズメバチよけネットにいたメンガタスズメです。蜜泥棒として知られていますが、スズメバチのようにみつばちを襲うことはありません。長い口吻を伸ばして、はちみつを盗むことに長けているそうですが、5センチを超える体 …
写真は養蜂場の外郭に咲いたタラノキの花です。蜜源植物ではありませんが、春になり、山桜が咲きおわるころに収穫できる、山菜の王様と言われているタラの芽がこの木から摂れます。 私たちは君津を拠点にしてほぼ定置で養蜂を行っていま …
ミツバチこよみでは、もうすぐ秋がやって来ます。野山には、まだ色々な花が咲いていますが、彼らのコミュニティーを支えられるほど大量の蜜を出す植物は君津の山里ではカラスザンショウをもって、はちみつ年度は終わりを告げます。 そし …