写真は今年の最初の2段巣枠の働きバチの入り口の様子です。昨年よりも厳しい寒さ、そしてミツバチヘギイタダニの執拗な攻撃にも耐えて、早咲きの山桜を目指して巣を飛び出していく彼らを見ていると、感謝と応援の気持ちで満たされます。 …
春を間近にして、みつばちも新年の活動を始めています。昨年の秋後半から今まで、控えられていた女王蜂がいよいよ産卵を始めました。 孵化した幼虫を育てるためのエネルギー源となる花蜜と幼虫の体を作るたんぱく質としての花粉が得られ …
ローワン・ジェイコブセンはその著書、「ハチはなぜ大量死したのか(原題:Fruitless Fall)の中で、ミツバチの成長をヒトに例えるというユニークな比喩を紹介しています。下記にそのまま引用します。 「3600グラムで …
ダーウィンの進化論に見られる適者生存という論理は、ミツバチの社会においてはありません。彼らの社会を構成している要の女王蜂は、そもそも適者生存で勝ち抜いてその座に君臨する「王」ではありませんし、女王蜂が働きバチ(雌バチのみ …
昨日、関東一円に雪が降り、天気予報では降雪ニュース一色でしたが、君津の山里は冷たい雨に雪がちらほら。1月は硬かった梅のつぼみが開花を始めました。晴れて風のない日は、巣に閉じこもっていたミツバチ …
前回のコラムでドクター、石黒氏の動画をご紹介させていただきました。「冬は蜂蜜ショウガティーを飲むべし」で検索していただければ、その動画を見ることができますが、URLは下記です。 https://www.youtube.c …
寒い日が続きますが、君津の山里の梅の木にはちらほらと開花があり、みかん蜜のための鴨川の養蜂現場の枯草刈りをすると、下草の緑が浮き出てきました。あと一か月ほどで、晴れて風がなければ、梅の花蜜を集めに今年のミツバチの活動が再 …
寒い日本の冬を越すミツバチの知恵に蜂球があります。集団で塊になり寒さをしのぐわけです。厳寒の時期のみならず、分蜂といって女王バチが古巣を飛び出して新たな自分の巣、すなわち社会を作る時も原型として写真のように、その構成員と …
<22日のコラムにつづきます> 11月も終わりに近づき、スズメバチ対策のネットが解除されました。9月から11月上旬までミツバチ群を襲ってきた彼らの姿は、もう養蜂場にはありません。 ミツバチの女王が2-3年生きて、その群、 …
<20日のコラムにつづきます> 私たち人間の社会から見ると、ミツバチ社会の雄は不思議でなりません。今まで複数回雄バチについて触れ、かつ働きバチはすべて雌バチであることを述べました。写真でもわかりますが、雄バチは雌バチより …
<16日のコラムにつづきます> ミツバチの共同生活を養蜂家は巣箱という素材で詳しく知ることができます。彼らの社会の維持はすべて雌のミツバチで構成されています。彼女らは、孵化してすぐに、幼虫の世話をはじめ、集められたはちみ …
<14日のコラムにつづきます> 女王蜂に与えられた役割は、産卵して自らの群を維持することにあります。女王蜂以外のミツバチ(=働きバチ=雌バチ)に産卵能力はありません。 ミツバチの社会(一群=巣箱一つ)は1匹の女王蜂と雌の …