養蜂&はちみつコラム

百花蜜と単花蜜について

Bee Conciergeのはちみつはすべて単花蜜ですが、その理由は君津という千葉の山里の地理的条件によるものです。都会から1時間以内でアクセス可能な地域ですが、なだらかな山が続き海にも近く、春から夏にかけて桜(ヤマザクラ)、アカシア(ニセアカシア)、空木(雪見草)、椎(どんぐり)、ミカン、栗、クロバナエンジュ、烏山椒(カラスザンショウ)などが開花します。

これらの植物の花は一斉に咲くわけではありません。それぞれが固有の開花時期を持っていて、Bee Conciergeの勤勉な働きバチはそれぞれの開花時期に集中的に集蜜します。

おそらく私たちBee Conciergeのファーム(養蜂場)で仕事をしているミツバチたちは、いつにどんな花蜜が最も効率よく蜜を収穫できるかを認識するDNAを備えているのでしょう。彼らの働きぶりは実に無駄がなく、合理的であり、衛生的でもあります。

Bee Conciergeのはちみつ通販のページでそれぞれの商品のレビューを参照いただければ、それぞれの単花はちみつの味の個性を確認することができます。

君津の山里には、上記単花蜜以外にも、数年に一度、山藤の花がミツバチをひきつけます。また、より稀な頻度で楓(カエデ)の花の蜜が収穫できることもあります。君津の山里の自然は、ミツバチが元気に仕事をするのに適した環境を今でも提供してくれます。

次回は、百花蜜について述べたいと思います。

 

齊藤克明(父)

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