養蜂&はちみつコラム

#2 百花蜜と単花蜜について

Bee Conciergeのはちみつ各種です

24日のコラムに続き、今日のテーマは百花蜜です。

百花蜜とは、2種類以上の花からミツバチが集めた蜜の商品名です。それが作られる自然条件として、働きバチの活動範囲内(おおよそ半径2キロメートルほど)に2種類以上の同時に咲く花がある場合、人為的条件としては、蜜を搾るタイミングを複数の開花時期に合わせることにより、百花蜜が作られます。

私たちBee Conciergeは単花蜜に特化していますが、その理由は前述の自然条件である複数の花が君津の山里では同時期に開花しないからです。蜜を搾る頻度数を減らして複数の花の百花蜜を作ることは可能ですが、私たちが大切にしたいのは、ミツバチたちの活動をなるべく妨げず、彼らにとって最も良い自然条件を提供し、それをサポートすることにあります。結果として、単花蜜が私たちの商品となっています。

単花と百花、その蜜はそれぞれの持ち味があります。いずれも自然のプロダクツであることが重要であると私たちは考えています。

君津の山里には、沢山の田んぼがあります。半世紀ほど前であれば、春の田んぼはレンゲの花で満たされ、おそらく山桜とレンゲという百花蜜が生まれていたことでしょう。これから先、この山里でも百花蜜が取れる環境が生み出されることがあるかもしれませんね。その時は、また多くの皆さんに称賛される百花蜜を作りたいと私たちは思っています。

齊藤克明(父)

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