養蜂&はちみつコラム

養蜂実習ーアメリカ東海岸の私立高校にて

養蜂実習 ― アメリカ東海岸の私立高校にて

 

アメリカの東海岸地方、コネチカット州のサフィールドという町にSuffield Academyというボーディングスクール(寮生活を中心とした中学高校:Suffield Academyは日本の中学校3年から高校3年の4学年間であり、アメリカの標準的な高校に相当)があります。この学校では、生徒の個性を大切にし、彼らが興味を持ったことを追求させて、その成果を研究発表させるという自主学習(プロジェクトと呼ばれます)が盛んです。そのSuffield Academyの広報誌に養蜂を行った生徒が5ページにわたり特集されていました。

 

10代半ばの生徒が、自らの意思で自然豊かな広大な学校のキャンパス(350エーカー:約東京ドーム300個分)に蜜蜂の巣箱を設置し、蜜蜂の育成からはちみつを食卓に載せられるまでの経過を研究観察しそれをレポートにまとめたのです。

 

日本の高校であれば、進学校であればあるほど、生徒の趣味、興味に付き合っている時間はないというのが現場の本音かもしれませんが、この学校の卒業生の多くがアイビーリーグ大学をはじめとして、世界でも屈指の難関大学に多くの卒業生を送り出しています。

 

私の息子、斉藤雄紀は現在養蜂をなりわいとしておりますが、私は父として、彼をボーディングスクールに入学させ、彼の好きな養蜂を中等教育時代に始めさせてやりたかったとも思います。

 

Anyway!、今その息子が社会人となり、養蜂に携わっていますが、その彼を還暦を過ぎて私がサポートするとは・・・。人生は終わってみるまで解らないから楽しいのでしょうね。

 

 

斉藤克明(父)

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