養蜂日記

みつばちの祖先の物語

人々が社会を作って生活をするようになる数百万年も前からミツバチは彼らの社会を確立したと言われています。では、それよりもよりはるか昔、ミツバチの祖先となるハナバチは、集団ではなく単独で生活をしていたそうです。

ハナバチお母さんは、数個の卵を産み、孵化した幼虫を育て、子どもたちはやがて独立して生きていきます。でも、その命は一か月ほどです。また、独立して飛び立っていった子どもたちの中には、短い命を全うする前に、クモや鳥たちに食べられてしまうものもたくさんいます。

そのようなハナバチの生活が何万、あるいは何十万世代と続いていくなかで、ハナバチお母さんの子どもの中で、独立して飛び立たずに、お母さんや生まれてきた姉妹の面倒をみるヘルパー娘が現れました。そのような殊勝なヘルパー娘がミツバチの進化の原点にあると言われています。

現代のミツバチは、羽化してすぐに自らの生活の場を掃除することから始まり、育児、はちみつ作り、巣作り、巣の守衛、そして、外勤バチとして花粉と花蜜集めというようにその役割は決まっています。

ミツバチの進化で人間の目からみて不思議なのは、雄バチは今も昔、そして更にその昔から働きバチとしての役割を担わず、働きバチからの給餌のみで生きているところです。

 

斉藤克明

 

 

 

 

 

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