養蜂日記

#2 ミツバチから 学べること

<22日の養蜂日記に続きます>

2008年に刊行されたローワン・ジェイコブソン著、「ハチはなぜ大量死したのか」は、養蜂関係者だけでなく一般にも広く知られました。その本を解説した福岡真一氏は「本書はハチの奇病についてレポートしたものではない。より大きな問題についての告発の書であり、極めて優れた環境問題の書である」と言っています。

日本では、ジェイコブソン氏の故郷のアメリカのようなミツバチの大量死は取り上げられていないと思いますが、自然への感謝と重要性への認識を怠るとその結果は私たちの日常にこれからいよいよ大きなマイナスの変化をもたらすのではないかと思います。

それを象徴しているのが、地球温暖化による気候の変化ですが、元を正せば二酸化炭素の増加は、産業革命以降の人類の課題です。その影響を、私たちの養蜂場は直接の損害をもって受けてはいません。しかし、現状よりも多くの台風、ゲリラ豪雨などで蜜源植物の開花が期待できない状況はいつ起こるとも限りません。ミツバチと共に生きている私たち養蜂家にとっては、自然への関心と可能な範囲での保全は日常の基本としていきたいところです。

斉藤克明

 

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