養蜂日記

自然のバランス

養蜂場近辺への蜜源となる木を植林するため里山の竹林や樹齢10年から20年くらいの樹木を伐採しています。昨年の今頃、伐採を行った場所には、既に数メートルの竹や樹木が茂っています。植物の生命力には驚くばかりですが、それはあくまでも人間の視点であって、自然という視点からみると、驚異ではなく当たり前のことなのでしょう。

養蜂経験の長い雄紀は、「伐採しても植物はすぐに再生する」と言っています。確かに竹の成長は驚くべき早さといえるでしょうし、木々にしても1年もすれば切り株から生えてきた枝が大人の背丈くらいになります。隆一、雄紀と一緒に、里山に入るようになり、自然の逞しさとパワーに感心する日々を送っています。

最近、養蜂オフィスの裏手の大きな杉林の枝打ちも始めています。両足に木登りスパイクを履いて木に巻いたロープを引き上げながら登るのですが、まさか、養蜂業で木登りをするとは思いませんでした。しかし、やってみると5メートル地上から離れただけでもかなり「登った」という実感があります。今は、より自然に接近することでその魅力と未知の世界への好奇心を刺激したいと思っています。

 

齊藤克明

 

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