ユリノキ移植
ユリノキという木があります。この木は大きく育つと一本の木に非常に沢山の花が咲き大量の花蜜を放出するため北アメリカ等では最重要蜜源植物の一つになっている木です。
日本では導入例が少ない木ですが、繁殖力が弱いため外来生物として問題になる可能性は皆無であり、少ないながらも明治のころから街路樹等として日本でも栽培されています。
この木を育ててはちみつ大量ゲットだぜなどど目論み、庭でユリノキを育てていたのですが、うちは養蜂場と庭が大分離れているので庭に植わっていても意味がないので養蜂場まで移植することにしました。
じゃあなんで最初から養蜂場で育てないのかと言われそうですが、養蜂場付近は度々シカが出没し中途半端な大きさのユリノキを植えても新芽ごと木の枝まで食われてしまうのです。
シカに食われない大きさにしようと庭で育てていたら6m近い大きさまで育ってしまいました↓
すでに一人で移植できる大きさを超えている気がしますが、このまま放っておいたらどうにもならなくなります。
実は半年ほど前に根切りの処理は終わらせたのであとは引っこ抜いて運ぶだけです。
しかし大きな木なので結構大量に根っこごと土を掘らないといけなかったので大変でした。
完全に根っこを掘り起こしたら麻袋で根を巻いて保護します
しかしここからが大変でした。持ち上げてキャタピラ運搬車に乗せようとしたんですが100kgを軽く超えている様でびくともしません。
仕方なく単管パイプでやぐらを組み、ワイヤーウインチで吊り上げました。
その後養蜂場まで運び、なんとか移植完了です
若干木の枝が切られているのは軽トラの規定積載長を超えたため短くしたためです。
現在、うちの庭では20本のユリノキを育てています。(こんな風にならないように植木鉢で育てています。)
最終的には200本位育ててユリノキの蜜が生産できるようになりたいと願っています。