養蜂&はちみつコラム

#2 はちみつのテロワール

<昨日のコラムに続きます>はちみつにワインと同じようにテロワールがあるという発想は、アメリカ、メイン州在住のローワン・ジェイコブセンさんがその著書、「ハチはなぜ大量死したか」(原題:Fruitless Fall; The Collapse of the Honey Bee and the Coming Agricultural Crisis)にあります。おそらく養蜂に従事する人々は、彼の意見に賛同すると思います。そして、はちみつのローカリティーこそが、ふるさと自慢であり、一世紀ほど遡ればお国自慢と言えるのではないでしょうか。百科蜜でないかぎり、それぞれのはちみつには生まれ育った風土がいかされているはずです。

ローワン・ジェイコセン氏の著書「ハチはなぜ大量死したか」のカバーです。これからの農業の在り方を示す文化論的大作です。ぜひご一読ください

私たちBee Conciergeは、ミツバチの特性である単花蜜収集をあくまでも追求し、何も足さず何も引かないミツバチの成果そのものをこれからも皆さんに提供したいと考えています。

お国自慢はグローバルな時代を迎えていよいよ広がると私は思います。情報ネットワークの日進月歩の発展を見ればそれは明白です。それゆえに、その発信源のクオリティーは正直、誠実、そして正確でなければなりません。そのことをBee Conciergeの根本理念として私たちは、自慢できるはちみつ作りにこれからも精励したいと思っています。つづく 齊藤克明(父)

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