ニュージーランドの友人からの便りで、「（養蜂場の）ハチたちも今は冬眠中ですね」とありました。ミツバチは冬眠をしません。しかし、雄紀によるとオオスズメバチの女王は冬眠をして、春に目覚め産卵して自分の巣を築くのだそうです。

冬眠というと、クマやヘビ、カエルなどの動物を思い浮かべますが、冬眠をする昆虫がいるとは驚きました。雄紀は更に、「テントウムシ、カメムシ、そしてアリも冬眠するよ」と続けました。

さて、真冬に入った養蜂場は、働きバチが減り、女王蜂の産卵もかなり減り、日中巣を飛び出して花蜜を集めるという活動も疎らです。彼らの活動が激減した分、春から夏の時期と比較すると冬季は３-４倍も長生きする働きバチですが、彼らも今はじっと春の開花を待ち望んでいることでしょう。

斉藤克明