養蜂日記

#7 養蜂の未来-国産と輸入はちみつについて

令和元年11月に農林水産省生産局畜産部で「養蜂をめぐる情勢」という題目で日本の養蜂事業の9項目にわたるデータが発表されました。財務省の貿易統計と農水省、畜産振興課による調査ではちみつの流通データが三番目に取り上げられています。

平成30年、日本のはちみつ流通総量は47000トン。そのうちの約2800トン(おおよそ6%)が国産はちみつで残りの約44200トン(94%)が輸入はちみつです。

輸入先は、中国(71%)、アルゼンチン(11%)、カナダ(6%)、ルーマニア(2%)、その他となっています。

国産はちみつは、ほぼすべてが家庭用で、輸入はちみつは、その55%が家庭用、45%が業務・加工用となっています。

Bee Conciergeのはちみつも99%は家庭用(英語では、キッチングレードと呼ばれているようです。ちなみに業務用はファクトリーグレードです)です。

国産のはちみつは、そのほとんどが、養蜂家によって作られ、個別のはちみつ生産量も海外からの輸入品に比べるとかなり小規模になると思います。そのメリットとして、自然のままのはちみつを皆さんのご家庭までお届けすることが可能です。

日本には1億人以上の人々がいます。なるべく多くの人に、自然のままのはちみつをお届けできるよう、ミツバチと共に今年もはちみつの生産に精励したいと思っています。

斉藤克明

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