ユリノキ 挿し木作り
最近、ブログ更新はほとんどうちの父にお願いしていたのですが今回は齊藤雄紀の更新です。
我がビーコンシェルジュが将来に向けて鋭意育成している「ユリノキ」という蜜源植物があります。(育ててるのは私一人なんですが。)
この木は原産地の北アメリカで育てば大木になりますが、日本の気候だと普通は大きくてもせいぜい20m程度にしか育ちません。
しかし、10m以上になれば相当な量の花蜜を生産してくれるため、2~3本の成木があれば恐らくミツバチ一群を蜜で満タンにできると思います。(正確な統計が存在しないため個人の憶測です)
しかもこの木は「アカシア」や「イタチハギ」の様に在来種に影響を与えることがない(繁殖力が低すぎて日本だと野生で増えることがない)ため、国の要注意外来生物に指定されておらず気兼ねなく土地さえあれば植えることが出来る木です。
さて、今までユリノキは挿し木で増やすのが困難な木だとされてきました。
が、先日植物ホルモンの「インドール酢酸」の0.5%溶液に浸す事で挿し木でも40%くらいの確率で発根、定着するという論文をネットで見かけ、見よう見まねでうちで育ててるユリノキから枝を拝借して挿し木してみました。
挿し木してから3日目の写真ですが今のところ全部の枝がしおれる気配無く生き残っています。このまま定着してくれるのを祈るばかりです。
昨今、ニセアカシアが要注意外来生物に指定され各地で大規模に伐採が行われたりしているのでそのうちアカシアの蜜は採れなくなるかもしれません。
そういう日が来た時のためにも私は頑張ってユリノキを増やしたいと思います。
beeconcierge
齊藤雄紀