養蜂日記

絶賛採蜜中

君津市で採れる蜜の中で最も量が採れるはちみつのカラスザンショウ蜜の収穫が最盛期を迎えています。

カラスザンショウは山椒の仲間の木なのですが山椒とは似ても似つかないかなり大きな木です。オバケ山椒とか呼ばれています。(↓カラスザンショウの花)

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普通この時期には蜜を出す木が全国的に少ないので多くの養蜂家は夏休み中なのですが千葉県でも君津市はカラスザンショウの群生地であるらしく毎日熱中症ギリギリまで蜜搾りしてもどんどん蜜が入ってきてしまって間に合いません。

しかもあまりにも暑いので熱中症の危険を考えて朝5時~昼10時までしか採蜜できません。それ以上だと倒れそうになってしまうもので。しかも一人でやっていると倒れた時に助けてくれる人がいないのが個人経営の辛いところです。本当はもっと作業したいんですが。

なら夕方搾ればいいと思われるかもしれませんが夕方蜜を搾ると蜂に多大なストレスを与えてしまう上に昼間蜂が採ってきたばかりの熟成前のはちみつが混入してしまうために製品のはちみつの品質が落ちてしまうため蜜を搾るのは朝~昼まででなければならないのです。

さて、よくどんな機械で蜜を搾るんですか?なんて人に聞かれるので今回はうちで使っている分離器の紹介を。

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これが遠心力分離器です直径75cm高さ73cm重さ34kg俗に放射状分離器と呼ばれるタイプの分離器です。ステンレスで出来ていて、右についているハンドルを手で回して中身を回転させます。

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中身はこんな感じになっていて蜂の巣枠を同時に8枚回転させることができます。

個人経営の養蜂家だと2枚回転か4枚回転の所が多いですが、ちょっと無理して大型の物を使っています。余りに重いので運ぶとき腰が砕けるんじゃないかと思うことも多々ありますがそれ以上に作業が早くなって助かっています。

今の時期が夏は一番暑いらしいですね。まだまだ蜜は搾れるので蜂と一緒に頑張ります。

 

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