ツキノワグマ
来年岩手に蜂を移動しようと思って現在諸々の手続きを進めているところです。
というのも岩手はかなり質のいいアカシアの蜜が採れるのです。
設置するのは親戚の所有する土地なので許可も何とか下りそうな兆しが見えてきました。
しかし問題が。
現場の下見に行ったところどうもその場所が熊の縄張りのど真ん中だったのです。
なんでそんなことがわかるかというと証拠がこちら。
写真が横向きになっちゃってて分かりにくいんですが、熊が木を引っ掻いた跡です。
傷跡からして引っ掻いてから1年くらいでしょうか。こんなマーキング跡が確認できただけで5本ほど。
現場で整地等の作業を行ってきたのですがいつどこから熊が襲って来るかもしれないと生きた心地がしませんでした。
まあ、来年設置するとしたらクマよけ電気柵を張ってちゃんとクマ対策しますが(電気柵は既に2つ買ってある)。
ところで、本州に出没する熊は正確にはツキノワグマという種類です。
このツキノワグマには面白い習性が有り、食べられないはずの針葉樹の皮を剥いでさらにその中の木の柔らかい部分を削ってしまうというのです。
なんでこんなことをするのか不思議ですが、wikipediaに面白い説が載っていました。
樹皮を剥ぐ事で結果的に木の中に空洞が出来上がりやすくなるのですが、そういった空洞はミツバチの格好の住処となります。
そう、ミツバチの住処を提供するためにわざわざ木の皮を剥ぐというのです。もちろん最終目的は住み着いたミツバチのはちみつでしょう。
なんてこった。人類以外にも養蜂をやる動物がいるというのです。
もちろん一説に過ぎないでしょうし、熊がそこまで頭がいいとは思えないのですが、世界にはキノコ栽培をするアリがいるくらいなのでありえない話では無いでしょう。
意外なところでライバル業者が現れた気分です。
余計怖くなったので熊のいる山に入る時はこれからも必ずクマよけ催涙スプレーと熊よけ鈴と刈払い用鉈を持っていくことにします。