養蜂&はちみつコラム

はちみつとポリフェノール

ポリフェノールといえば、人の体の細胞にダメージを与える活性酸素を中和する働きがあるとして注目されています。

2月1日のコラムでもご紹介させていただきましたが、成人病予防に人気の高いポリフェノールですが、それは植物の色素や苦みの成分だそうで5000種類以上あるのだそうです。

毎日の食生活ポリフェノールを摂ること望ましいわけですがこの成分を多く含む食品ランキングを見ると、野菜、果物、カカオ食品、大豆食品とあり、Dr. Ishiguroの取り上げたはちみつは残念ですが、このランキングカテゴリーの中ではリストアップされていません。

しかしながら、人々を8000年にわたって現代に至っても魅了してきたはちみつです。その根拠としての甘味、風味に加え純粋はちみつ、特に濃厚色のはちみつに多く含まれるポリフェノールが健康に寄与することは、多くのドクターが認めることです。

はちみつは、植物ではありません。植物が持っている花蜜をミツバチが加工して作られたものです。その加工の工程で花蜜は濃縮されます。そのエッセンスを私たちは毎日のテーブルで味わうことが出来ます。野菜、果物、その他のポリフェノールを含む食品よりもはちみつが勝っていることは、それが恒に単品で摂れて、継続できることではないでしょうか。

はちみつ習慣の効用は、スプーン1杯のはちみつを毎日続けることで、数年後に実感できるのではないかと思います。

 

斉藤克明

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