あるアメリカのはちみつ博士
前田京子さん著、「はちみつ日和」で画期的なはちみつ博士の実験に目が留まりました。その博士は「はちみつ+牛乳」だけで3か月間、他に何も食べずに過ごす実験をしてはちみつが理想的なエネルギー源であることを身をもって世界に知らしめたと言います。
その博士のお名前は、Mykola H. Haydak(1898~1971)、アメリカの東、五大湖に隣接するミネソタ州、セントポールにあるミネソタ大学の昆虫学科の教授(1933~1966)ミツバチとはちみつに関して世界的に有名な人でした。
さて、牛乳で思い出すのは、日野原重明先生(1911~2017)です。日野原先生は、ご自身の著書で、昼食は牛乳コップ一杯とクッキー2-3個と書かれています。クッキーをはちみつに置き変えて、朝と夕の食事を少なくすることにもしかすると先生は賛成してくれたかも知れません。余談で恐縮ですが、私は日野原先生の健康管理法に深く共鳴し、7年ほど前から昼食を牛乳、300㏄ほどとクッキー2-3個、あるいはバナナ、リンゴ、ミカンに変えました。
Haydak博士が生きた時代から食品に関しては、人工のものが爆発的に増えたと思います。そのトレンドのなかで、はちみつは自然であることで多くの人から支持をいただき、未来へと継続していくことでしょう。このはちみつ博士は5か国語を話し、13か国語を読むことができたといいます。その博士を魅了したミツバチとはちみつ、これからその魅力について語っていく機会を作りたいと思っています。
齊藤克明(父)