養蜂&はちみつコラム

はちみつの歴史-#2はちみつへの称賛 有史から中世にかけて

<4日のコラムに続きます>人類が文字を持つかなり以前からはちみつは人々にとって大切な甘味の源であったわけですが、人類が知恵を持てば持つほど、その文化に多様な色彩を加えていきます。

 

エドウィン・スミス・パピルス:古代エジプト(BC17世紀)の外傷手術に関する書物。はちみつを使った治療法記載があります

今も昔も変わらないミツバチの活動。中央右が女王蜂です

古代エジプト人は、はちみつを神々への送りものと考え、古代セム語族(アラビア・エチオピア・ユダヤ人など)の人々は、はちみつが大地の母アスタルテの贈り物だと信じていたそうです。古代インドでは、聖典ヴェーダにはちみつという言葉が頻出し、それは神々の食べ物、生命と保護の源とされたそうです。古代ギリシャでもはちみつは不死を約束してくれる神々の食べ物とされ、欧米人の教養に欠かせないホメロスの「イリアス」、「オデュッセイア」のなかで彼はミツバチとはちみつを神聖なものと呼んでいるそうです。

人類の歴史で崇高かつ親しみを込めて「甘さ」を演出してきたはちみつ、その豊饒な甘さと香りは、今でも太古の人たちが味わったものと何ら変わりなく、同じ自然の恵みからミツバチたちが作り続けています。つづく

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