健康習慣はちみつレシピ #2 ライ麦入りパン+カラスザンショウ
昨日のコラムに続き、カラスザンショウと相性のいいライ麦入りのパントーストをご紹介します。
ふわふわで真っ白、柔らかな食パンとスッキリ系のアカシア蜜、どんぐり蜜、そして山桜蜜などは、とてもポピュラーですが、健康志向が高まった現代、ライ麦という穀物がもつビタミンB1、B2の豊富さ、そのシンプルな味わいとカラスザンショウ蜜の相性が抜群です。
寒い地方で小麦が育たないところで生き残ったライ麦は日本ではそれほど知られていませんが、寒さの厳しい地域が多い欧米ではライ麦でつくられたパンは今でもポピュラーです。
余談ですが、アメリカ人小説家、JDサリンジャーの小説、「ライ麦畑で捕まえて(邦題)」は1951年に発表された青春小説ですが、なんと今までの発行部数は6000万冊を超えるそうです。日本では、村上春樹さんが原題のキャチャーインザライ(Catcher in the Rye)を邦題としてこの小説を訳し、2003年に発表し話題になりました。アメリカの高校生以上の年齢の人であれば、この小説を知らない人はいないと思います。小説の舞台はアメリカ東海岸地方です。
厳寒の地でも寒さに負けず育つライ麦、その逞しさの恩恵にあずかってきた欧米人にとっては、日常で親しみのあるパンであれ、その味なのでしょう。健康志向、ナチュラル志向の人には、ぜひおすすめしたいライ麦パンとカラスザンショウです。