女王蜂作成続報
(下で紹介している装置はこちらで買えますhttp://www.kumagayayoho.co.jp/shop13.html)
前回女王蜂を作る装置について触れたんですが今回はその装置を詳しく
まず、あの装置の裏側はこんな風になっています。女王が表側の穴の中に卵を産むのですが、その穴の底部分は裏から取り外せるようになっているので、
こんなふうに指で取り外します。
そして取り外したこのパーツには孵化後の幼虫が付いているのです。
(↑幼虫の拡大図)
この幼虫にローヤルゼリーをたくさん食べさせれば女王に、はちみつや花粉しか食べさせないと働き蜂になります。
本来は女王専用の育成台である王台という場所に産み付けられた卵が女王になるわけなのですが、今回はこの装置にくっついている幼虫を女王にするために、この装置の周りにキャップをかぶせて偽物の王台に仕立て上げます。
これで完成です。
あとはこれを専用の枠に固定して巣箱の中に入れてやるだけで蜂達が女王を作ってくれます
この状態で2日巣の中で放置したのが下の画像です。
中にローヤルゼリーが溜まっているのと、幼虫がやや大きくなっているのが見えます。
現在卵が産み落とされてから5日経過してますのであと10日ほどで新しい女王が羽化してくれます。
新しい女王は現在の女王の交代要員です。女王は一年に一度交代させるので今いる女王は処分してしまって新しい女王に替えてしまいます。
自然状態では3年ほど現役の嬢王蜂ですが、人間にはちみつを何度も取られてしまうため体力の消耗が大きく、一年に一度の交代が必要です。
本当はもっと環境を整えて二年くらい女王を現役で活躍させられればいいのですが、まだまだ私の技術や配慮が足りない現状です。
もっと蜂達の気持ちが解るようになりたい。