ユリノキの植林
北アメリカ原産のユリノキは、明治時代に日本にもたらされたそうですが、成長が早く、他の植物との共存性も良いので街路樹として日本でも多く見られます。以前にもコラムで雄紀がユリノキを紹介させていただきました。蜜源植物としてもとても重要で良質のはちみつをもたらしてくれる木です。
さて、このユリノキの葉を好物にしているのが、野生の鹿です。Bee Conciergeの自宅で育てているユリノキに鹿の害はさすがにありませんが、里山にある養蜂場付近になると、人の背丈くらいの幼木はほぼ完全に葉は鹿の好餌となってしまいます。そこで、写真のように保護網を付けました。この網が鹿に蹴破られることはなく、2メートルくらいまでに育てば、鹿から届かないところに葉をつけることができるようになるでしょう。
もう一つの写真は、養蜂場周辺の整備のため伐採を行っているところです。昭和の中頃までは、田んぼだった土地ですが、今、養蜂場として人々の生活に役立つはちみつを生産できることに私たちは喜びと意欲を感じます。
皆さんにユリノキ蜜をお届けするのにあと数年はかかると思いますが、根気をもってミツバチと一緒に取り組みます。
齊藤克明