#2 スズメバチ対策
<6日のコラムに続きます>前回のコラムで今年の春(3月下旬ころと思います)にオオスズメバチの女王が養蜂場にやってきたと述べましたが、おそらくは、冬眠を終えた新女王が活動に入り、自己のテリトリーを巡視したのでしょう。
さて、この時期、虫たちが減少し自らの餌を確保するためにミツバチを捉えることに躍起になっているスズメバチですが、雄紀によると、養蜂場全体を包むネットを張らないと数日間のスズメバチの襲来で養蜂場は簡単に全滅するであろうとのことです。
ミツバチに比べ大型のスズメバチが通り抜けられないネットがあり、なおかつ、朝夕にスズメバチ退治を人間がやっているからこそ、スズメバチもリスクを感じて、集団では養蜂場に近づかないのでしょう。
秋が深まれば、働きバチとしての雌スズメバチは寿命を終え、来春に新女王が活動を開始するまで彼らが養蜂場を訪れることはなくなります。(雄スズメバチは、ミツバチの雄同様、秋にその生を終えます)今年は、夏から冬に突入しそうな気候なので、スズメバチの寿命も延びるかもしれませんが、彼らの襲来が終えるまでは朝夕の養蜂場の巡視をしっかりやっていきます。
斉藤克明