養蜂&はちみつコラム

#1 スズメバチ対策

9月の上旬から始まったスズメバチ対策ですが、養蜂場全体にネットを張って1か月余りが過ぎました。この間、私たちは朝と夕、養蜂場でのスズメバチ駆除がメインな仕事です。雄紀によるとスズメバチの巣はおおよそ2000匹ほどで構成されるそうです。私たちの養蜂場に現れるスズメバチは主にオオスズメバチとキイロスズメバチですが、今の時期、一日の駆除数は100匹程度になります。

ネットを張っていてもなぜ人の管理が必要かというと、それをかいくぐって入ってくるスズメバチの駆除、そして波状的にやってくるスズメバチを人為的に打破することで、彼らが集団で襲来することの防御があります。

山桜が咲くころ、巨大ともいえるオオスズメバチの女王が養蜂場にやってきてから半年あまり、春と夏の間、肉食のスズメバチはハンティングに困ることはありませんが、夏が終われば、彼らのターゲットは激減し、結果的にミツバチが集団になっている養蜂場が彼らの恰好の攻撃目標となるわけです。

つづく

斉藤克明

 

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