養蜂家としてのメーテルリンク
「青い鳥」で世界に知られているメーテルリンク(1982~1981)は、1911年にノーベル文学賞を受賞しましたが、そこに導いた作品に「蜜蜂の生活」(1901年)という著書があります。
彼が生きた時代は、日本でいえば明治、大正、昭和という激動の時代ですが、彼が養蜂家であったことを知っている人は少ないのではないでしょうか。彼のミツバチに対する関心、愛情、そして熱心な観察による果てしない好奇心には、驚かされます。1901年というと、日本は明治時代(1868~1912)の終わりころ、我が国においても、いわゆる西洋ミツバチによる近代養蜂が産声を上げたころです。
そのころに書かれたメーテルリンクの「蜜蜂の生活」は、ミツバチの分封、都市建設(ミツバチの営巣)、新女王蜂の営み、ミツバチ社会の成り立ちなどについて鋭い観察と人間社会に比喩したその解説はノーベル賞文学者のアイデンティティを感じさせる著書です。
私たちは、皆さんに美味しくて健康に貢献するはちみつ作りを目指していますが、彼の著書から学び、刺激を受け、発展させる要素はたくさんあります。これからその要点をご紹介できるよう心掛けて行きます。
斉藤克明