真夏の養蜂場
8月になり長かった今年の梅雨が明け、ミツバチたちの活動が本格化しています。7月終わりころから咲き始めたカラスザンショウの蜜を集中的に集め、女王蜂は活発に産卵し、働きバチはそれを順調に孵化させるために巣のメンテナンスに余念がありません。
夏の養蜂は、早朝に作業を始め、太陽が南中する前に終えます。そうしないと、人間が参ってしまいます。30度を超える外気のなかで、ツナギ服に手袋、防虫ネット付き帽子ですから、長くは続けられません。また、この時期は、ミツバチが1年のうちでも一番増える時期ですから、頻繁に世話をするとともに、採蜜もしないと来年に向けて良い結果を期待できなくなります。
これからが夏の本番ですが、手間をかければかけた分、ミツバチたちもそれに応えてくれるのではないかと思います。いくら暑くても、そしていくら寒くてもミツバチと共にできるこの仕事は、ありがたく、愛すべきものであると思います。
齊藤克明(父)