ハチクマ
ハチクマという生き物をご存知だろうか。
蜂なのか熊なのかはっきりしてくれと言いたくなる名前ですが、れっきとした鳥ですタカの仲間です。
ハチクマは極めて珍しい、冬以外殆んど蜂しか食べない鳥です。ハチばかり食べるクマタカみたいな鳥なのでハチクマと命名されました。
↑wikipediaより引用
なんで今回こんな話をするかと言うと、うちの養蜂場にこいつが来たからです
蜂を管理すると出てくる蜂の巣のかけら等が何者かにかじられているのは以前から分かっていたのですが、そういったものはネズミですら食べ無いので何者の仕業だろうかと気になっていました。
そして、先日の朝いつものように養蜂場を見に行くと巣箱の前で何かついばむ猛禽類が。
蜂を怖がらずに食べる鳥はこいつしかいないのでまず間違いなくハチクマです。
見つけたとたん飛び立ってしまったので残念ながら写真は撮れませんでしたが飛び立つ姿はいかにも悠然としていて美しかったのが印象に残っています。
ハチクマは成虫のハチも食べますが、うちの養蜂場に来て食べるのは基本的に捨てられている雄蜂の蛹なので食べられて被害になることはありません。
そして、どちらかというとミツバチよりスズメバチを食べてくれるので養蜂家にとってはむしろ頼もしい存在です。
この仕事をしていると色々な生き物と関わります。
新しい生き物を見つける度、蜂に一歩近づけたような気がして嬉しくなります。