養蜂日記

今日思ったこと

学生時代、私が所属していたミツバチ研究会というサークルがあるのですが、今日はその卒業パーティでした。

今回は私が在学中に関わった最後の世代のパーティだったんですが皆面構えからしても立派な社会人になってくれたと思います。

この時期になると毎年調べるのですが今年もやはり農大から養蜂家を目指した人間はいないようです。

農家や畜産家は結構いるのに何故かなと考えてみたのですが、考えるまでもありませんでした。

そもそも求人が無いのです。私の就活の時もそうでしたが大学に養蜂家の求人はまずありません。

恐らく業界が縮小傾向にあるからです。

その理由は色々ありますが、まずレンゲの栽培の廃止、アカシアの老化による蜜源植物の減少、ミツバチの病気、寄生虫蔓延により養蜂が難しくなったこと、法律の整備不足により養蜂新規参入が難しいこと、日本では蜂蜜を食べる習慣がまだまだ定着しておらずそもそも欧米程はちみつが売れない事、などなど挙げて行ったらいくらでも挙げられそうです。

しかしこういう現状を見て思うのは、まずは自分は何ができるだろうかということです。

まずは蜜源植物、これは植えるだけでいいので簡単です。木を100本植えれば10箱の蜂から蜜が採れると言われていますしこれから挿し木で苗を作って植えていけばどんどん良くなっていくと思っています。

ミツバチの病気は新しい薬の開発を待ちますが、飼い方の工夫で大分改善できます。

法律については、今は私にはどうしようも無いです。どう法改正すべきかという具体的なアイディアも考えつかないですし。

食文化についてははちみつの調理法を考えてこのブログで発表していきたいと思います。

やってやれないことは無い。今は小さな事しかできませんがこれから色々やって行きたいです。

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