バック・トゥー・ザ・ネイチャー
バック・トゥー・ザ・ヒューチャーは、現代科学の粋を集めてもSFの世界の出来事ですが、養蜂を通じて自然と関わっているとネイチャーとは何かということを考えさせられます。ミツバチが元気に働いてくれても、毎年変わる蜜源植物の開花度合い。まんべんなく、私たちの単花蜜が均等にマーケットに出せるというこちらの思惑に自然が迎合してくれることはあり得ません。
時々、バック・トゥー・ザ・ソサエティと思うこともありますが、ネイチャーの懐の広さと精励なるミツバチたちのことを思うと、その魅力にチャレンジすることにやりがいを見いだします。
幸いなことに、はちみつという自然の甘さと風味を愛してくれる皆さんのおかげで私たちは「自然」での仕事をすることができています。
養蜂はとてもシンプルです。それゆえに、大量に生産し、大量にマーケットに浸透させて大量消費は期待できませんが、ナチュラルを大切にする人のため、私たちが貢献できることがあると信じて、いつでもバック・トゥー・ザ・ネイチャーの精神を忘れずに努力したいと思います。
斉藤克明