順調に育っている蜂。
三月になり暖かくなって梅も咲き誇りすっかり春めいてきました。
ミツバチたちも順調に育ってきました。
無事に冬を越せた蜂は50箱でしたが、2月当初その箱の中には3000~5000匹ほどの蜂しか入っていませんでした。
しかし、現在巣箱内には6000~10000匹くらいの蜂が居ます。
ミツバチの増えるスピードはとても速く元気であればすぐに1000匹単位で増えてしまいます。(減るときは数日で全滅します)
蜂がこれだけ元気だと、養蜂家は安心して仕事ができるだろうと周囲の人からよく言われます。
しかし実は特にこの時期の養蜂家は毎日安心どころか蜂に何かトラブルが起こっているのではないかと気が気ではありません。
まだまだ気温が低く、この時期に目立って咲いているのは梅くらいです。
梅からはそこまで多くの蜜や花粉が採れない事が多く、春が来たと思って幼虫をたくさん育てている群れが増えた幼虫のために蜜や花粉を全部使いきってしまって、食料不足になって全滅するなんて話はよく聞きます。これを防ぐには巣箱内をチェックして蜜と花粉の貯まり具合をこまめにチェックし、不足なら配合飼料等を与えてやらねばなりません。
しかも、ちゃんと育ったにしても人工的な巣箱の中では蜂が新たに巣を作ることが出来ないので養蜂家が新しい巣を追加してやらなければなりません。
そういうわけで、現在私もミツバチたちが増えるのはうれしいのですが、増えれば増えるほどなんだか心配です。
去年より確実に蜂の数も増え、いい春を迎えましたが、今夜も油断せずミツバチの配合飼料を作ってから寝ようと思います。