スズメバチ対策ネットの張り方
今養蜂場はこんな感じです。
スズメバチが連日数百匹単位でミツバチを襲いに来るため対策にネットを張っています。
ものの10数分虫取り網を振るうだけでこの量のスズメバチが採れるほど襲い掛かって来るので人力だけで防ぐのは到底叶わず防御用のネットを張っています。
ネットを張ることでスズメバチは巣箱に侵入してミツバチを狩る事ができなくなり、ミツバチを狩られることを大幅に減らすことができます。
ネットの張り方は簡単です。
↓まずネットを買います。大学の頃から付き合いのある業者のネットを使っています。ダイオ化成という会社のネットです。今回は8メートル幅で20メートルの長さ。ネットの穴の目合いは9mmです。今回は9mmの目合いですが知り合いから紹介された12mmの目合いも併用しています。9mmだとスズメバチは一切シャットアウトしますがミツバチが通るのにやや障害になってしまいます。12mmだとミツバチはすいすい通りますがスズメバチも若干通してしまいます。どちらも一長一短です。
次にネットを張る支柱を立てます。
建設現場なんかで使う足場用単管パイプの中古品が一番強度があって使いやすかったです。
上の写真の様に丁度いい大きさのボルトをパイプに突っ込んでハンマーで打ち込みます。土の質によりますが50cm以上は打ち込みたいところです。大きなハンマーが必要なので注意しながら打ち込みます。尚、私の真似をしてケガしても当方は一切の責任を負えませんので悪しからず。
↑支柱を打ち込んだら、長さが足りないのでクランプを使って2m程のパイプをつぎ足します。
↑下手な絵ですが、上から見るとこんな感じに支柱を立てます。クランプ同士の感覚は3m~4m辺りがいいと思います。
↑支柱が立ったら、支柱の天辺にクランプを装着し、針金を巻き付け針金で支柱同士をつなぎます。
↑上から見るとこんな感じに針金を巻き付けます。
↑針金を張り終わったらネットをかけてやれば完成です。風でネットが飛ばされそうな場合は結束バンドで支柱にネットを固定するなどして飛ばされないようにしてください。
ネットをかけた事でうちの養蜂場ではスズメバチの被害を今のところ大幅に減らすことができました。なんとか11月まで続くスズメバチの襲撃をネットとともにしのぎ切りたいと思います。