古い巣、新しい巣。古い方が良いこともある。

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ミツバチの巣は数年使用します。アメリカでは10年位巣を使い続けるそうですが、日本では3年~5年ほどで廃棄し、新しい物に更新していくのが一般的です。

画像は上が3年使った巣、下が2日使った巣です。

こうしてみる古い巣がかなり黒ずんでいるのが分ります。これは巣の成分である蝋の酸化とミツバチが補強用に巣の内側に繭を張り付けているからです。

実は、この繭を張り付けることが構造強度上とても重要で、いかにミツバチの巣が強度に優れたハニカム構造であるとはいえ、下画像のように作ったばかりの新品の巣だと採蜜遠心力分離機の強い衝撃に耐えることが出来ず、蜜を採っている最中に巣が粉々に砕けて悲惨な事になってしまいます。

そのため、新しい巣を遠心力分離機にかける時は超低速でゆっくり採取します。

一方1年以上使った巣は成虫による蝋のコーティングの追加や、幼虫の繭による強化でちょっとやそっとの衝撃では壊れないとても強い巣になっています。

古い巣を使い続けすぎると、コーティングのし過ぎで穴が小さくなって生まれてくる蜂が中で大きく育てなくなってしまったり、そもそも蜜があまり入らなくなるのである程度で見切りをつけて廃棄しなくてはいけませんが、ミツバチの巣は新品より少し古い方が便利です。